（题图：继女儿松隆子之后，松本幸四郎也为迪斯尼影片的配音。译者选登）
2017.1.9『天声人語』?命を受け継ぐ襲名
晴れ着姿の観客ではなやぐ新春の東京?歌舞伎座で、松本幸四郎さん（７４）の「井伊大老」を見た。桜田門外の変の前夜、暗殺される運命を予感する大老が最愛のお静の方と昔をなつかしむ。歴史上の大人物に血を通わせた重厚な演技にひたった。
新春里，在被观众的盛装打扮得花团锦簇的东京歌舞伎座，我观赏了松本幸四郎先生（74岁）的《井伊大老》。樱田门外之变发生的前夜，预感被暗杀命运来临的大老，和最爱的阿静一起怀念着过去的日子。演员以投入、厚重的演技，形神合一地再现了历史上的大人物。
長年親しまれた「幸四郎」の名で舞台に立つのもあと１年。来年の正月には「親子孫３代襲名」がある。自らが二代目松本白鸚（はくおう）、市川染五郎さん（４４）が十代目幸四郎、松本金太郎さん（１１）が八代目染五郎を名乗る。３００年続く由緒ある名を継いだ１９８１年も同じ３代襲名だった。
用“幸四郎”这个多年伴随自己的名字登台还有一年的时间。明年元月将举办“祖孙三代袭名”仪式。他本人将成为第二代的松本白鹦，市川染五郎（44岁）则成为第十代幸四郎，而11岁的松本金太郎要更名为第八代的染五郎。这个延续了300年悠久历史的名号继承，也是和1981年那次相同的三代袭名。
「襲名とは単に名を継ぐことではない。名とは命（めい）、命（いのち）のことだ」。亡父の言葉を胸に刻み、先人の芸と精神を追った。７年前に自身と父、祖父の当たり役「勧進帳」の弁慶を全４７都道府県で演じ切り、「やり残したことはない」と思えた。
“袭名，不是简单的名号继承。名就是命，是演员的生命”。已故父亲的这句话铭记在心，一直追求着先辈的演艺和精神。7年前，把自己和父亲乃至祖父都大受好评的《劝进帐》的弁庆、演遍了全国47个都道府县。“我已经别无他求了”，本人不无满足。
７０年には日本人で初めて米国ブロードウェーでミュージカル「ラ?マンチャの男」に主演した。せりふは英語、共演者も外国人の他流試合。体調を崩した時には、「お前を信じている」と大きく一言だけ書かれた父の手紙が支えになった。
70年，作为日本人首次在美国百老汇主演了音乐剧《Man of La Mancha（中译命：我，唐吉诃德。译注）》。那是一场台词用英语、与外国演员同台的多流派比试。身体顶不住时，来自父亲就写了一句大大的“我相信你”的信，成了精神支柱。
歌舞伎は代々襲名によって歴史をつないできた。看板役者の世代交代は常のこと。だが幸四郎さんの話を聞き、背負ってきたものの重さと変わりゆく時代への感慨をかみしめる。
歌舞伎以一代代袭名的方式传承着历史。台柱演员的更迭也是经常的事情。然而，我们从幸四郎先生的话里，深深地感受到其肩负的责任之重、以及对时代变迁的感概。
同じ歌舞伎座の「将軍江戸を去る」では染五郎さんが徳川慶喜を演じていた。来年からは新しい幸四郎だ。先人に続く険しい道に、どんな足跡を残すだろう。
也在歌舞伎座上演的《将军离别江户》中染五郎扮演了德川庆喜。明年他就是新一代的幸四郎了。随着先辈走去的那条艰险道上，他将留下怎样的足迹呢？
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