明治初年各藩兵力——长野县

飯山藩
士族戸数175戸、男407人、女462人
卒族戸数220戸、男330人、女252人
　銃隊6小隊と大砲2門を保有し、兵隊?役員とも165人であった。
飯田藩
士族戸数208戸、男526人、女549人
卒族戸数130戸、男250人、女254人
　兵隊は283人を保有していた。
岩村田藩
士族戸数902戸、男159人、女189人
卒族戸数41戸、男98人、女57人
　兵隊2小隊が士族43人、卒族51人で編成されていた。
高島藩
士族戸数336戸、男989人、女944人
卒族?小者戸数876戸、男1674人、女1396人
　『復古記』では、諸士102人?徒士63人?足軽小頭と足軽135人?中間小頭と中間123人とある。明治3年2月時点には、兵士222人と兵卒240人、銃隊8小隊?大砲4門であった。
高遠藩
士族戸数259戸、男612人、女638人
卒族戸数245戸、男623人、女626人
　兵隊を778人保有していたが、これを改め、兵士4小隊と兵卒4小隊を1小隊40人で編制する。役員は120人であった。
龍岡藩
士族戸数112戸、男222人、女246人
卒族戸数65戸、男96人、女93人
　兵士1小隊?43人と兵卒1小隊?40人、その他に農兵としての夫卒半小隊?22人を保有する。
上田藩
士族戸数429戸、男879人、女1070人
卒族戸数1744戸、男866人、女878人
　兵隊を549人保有し、その後327人へ減らしたか、あるいはその逆か。
松代藩
士族戸数436戸、男1018人、女1027人
准士族戸数268戸、男641人、女679人
卒族戸数1679戸、男3473人、女3305人
　『復古記』では、諸士以上257人?徒士168人?足軽小頭50人?足軽593人?仲間230人とあり、江戸内海六之台場に、番頭1人?物頭2人?大銃方士分24人?足軽45人?附属の者35人を配備していた。明治初年には、歩兵13小隊を士族2小隊?120人と卒族11小隊?660人及び役員130人で編制し、砲兵という兵種は持たなかったが、大砲53門を保有していた。総計910人となる。
松本藩
士族戸数313戸、男1186人、女1123人
卒族戸数707戸、男1913人、女1536人
　『復古記』では、17～50歳の隊長から足軽までを529人であった。明治初年には、上等兵4小隊?268人（内鼓手吹角手16人）、上等鎮城隊75人、下等上兵1小隊?58人（内鼓手吹角手4人）、下等中兵7小隊?282人（内鼓手吹角手28人）、下等鎮城隊193人、下等下兵2小隊?96人（内鼓手吹角手8人）の総計989人を保有する。
小諸藩
士族戸数127戸、男318人、女363人
卒族戸数152戸、男431人、女495人
　『復古記』では、隊長1人?司令士4人?嚮導8人?銃卒2小隊?大砲2門とある。明治初年には、兵隊2小隊?120人と役員42人、砲兵26人（人夫を含む）と4斤施條砲2門を保有していた。
須坂藩
士族戸数98戸、男213人、女218人
卒族戸数128戸、男214人、女189人
　兵士32人と兵卒74人で銃隊2小隊を編制する。大砲は2門保有していた。