あれ?俺って何のために生まれてきたんだっけ……。もしかして、それって気がついちゃいけない事だったのかな?思いついちゃいけない疑問だったかな?そんな疑問が頭に浮かんでからというもの、毎日会社に行くことがつらくなってきた。
特に通勤電車に乗っているとき「つらさ」のボルテージがマックスになる。ギュウギュウになった列車内で乗客を観察すると、みんな死人のような顔をして無表情。俺の勝手な妄想だけど、基本的に朝って気持ちいいもんじゃないの?ぐっすり寝て、すがすがしい朝に目覚める。そして気分爽快で会社に向かう。朝って、基本的に楽しくないとおかしくない?乗客見てると、みんなウツロな目をしてムスッとしてる。あっ!俺もそういう顔しているのかも!?
今やっている仕事が自分に合わないから、毎朝、会社に向かうのが憂鬱(ゆううつ)なんだ。適材適所って言葉があるけど、それなら俺は転職したり、起業したほうがいいんじゃないか?成功するかどうかは別として、転職や起業したほうが俺がイキイキできるのは絶対だ。
「俺は毎日行きたくもない会社に通勤するために生まれてきたんじゃない!」という気持ちがどんどん強くなってきた。通勤電車に乗るたびに、その気持ちが強くなる。何のために生まれてきたのかは分からないけれど、すくなくともこの「つらい状況」に身を置くために生まれてきたんじゃないのは確かだ。
でも自分がやりたい事ってなんだろう?やりたい事も見つからずに会社を辞めて飛び出すのはさすがに怖い。よし、2012年はいまの会社に残って仕事をしつつ、その間に目標を決めて転職なり起業なりしよう!目標があれば、嫌な仕事も「つらさ」が軽減されるかもしれない。よし、2013年は俺は絶対 に転職か起業をする!まずはあと1年は会社に残って下準備をしよう。
……そんな話を久しぶりに会った学生時代の友だちに話したら「通勤電車の乗客の顔の話だが、お前それは違うぞ。通勤電車に乗って死人のような顔をしているのは疲れているからだ。日本人は働きすぎなんだよ。前日の疲れが翌朝に残るほど働いてるんだっつーの。みんな頑張ってんの。敬え!」と言われた。いやそれは違う。疲れていても、楽しいものは楽しいはずだ。楽しかったら死んだ人の顔にはならない。俺は生きたままの死人になりたくない。俺は通勤電車に笑顔で乗りたいんだ。
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