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内镜读片:胃部病变合集

胃癌诊断有意义所见:WOS

white opaque substance(WOS)

胃体下部大彎の腺腫.

a 通常内視鏡像(白色光). 

褪色調の扁平隆起(黄矢印)を認める.

b M-NBI像. 

DLの内側は, WOSの形態については, 密度は高く,大きさは粗大で, 局在は窩間部である. 形状は均一で, 分布は対称性, 配列は規則的で, regular MS pattern(regular WOS)と判定する. 微小血管構築像はWOSのために視認できず, absent MV patternと判定する. VSCSはabsent MV pattern plus regular MS pattern with a DLであり, 非癌と診断する. 病理組織学的に中等度異型の管状腺腫であった.


胃体中部小彎の0-IIa型早期胃癌.

a 通常内視鏡像(白色光). 

褪色調の隆起性病変(黄矢印)を認め,肛門側には陥凹面を認める.

b 肛門側のM-NBI像. 

DL(黄矢印)の内側は, WOSの形態については, 密度は低く,大きさは微細で, 局在は腺窩辺縁上皮と窩間部である. 形状は不均一, 分布は対称性だが配列は不規則で, irregular MS pattern(irregular WOS)と判定する. 微小血管構築像はWOSのために視認できず, absent MV patternと判定する. VSCSはabsent MV pattern plus irregular MS pattern with a DLであり,癌と診断する.

c 病理組織像. 

高分化管状腺癌.


胃底腺型胃癌

a 胃体中部大彎に6~7mm大の褪色調でなだらかな半球状の粘膜下腫瘤様隆起性病変を認める.

b NBI併用拡大内視鏡像. 

表面構造は隆起の頂部に向かって均一な弧状に変化している.

c NBI併用拡大内視鏡像. 

隆起の辺縁から頂部に向かって集合細静脈(白矢印)の拡張がみられる.

d HE染色弱拡大像. 

表層の非腫瘍腺窩上皮下に胃底腺に類似した腫瘍が粘膜下層浅層まで浸潤している(pT1b, 1,200µm, Ly0, V0, HM0).

褪色調扁平隆起性病変を呈した腺窩上皮型胃癌

a 胃体上部小彎前壁に25mm大, 褪色調顆粒状扁平隆起性病変を認める.

b 病変近傍小彎側に白色扁平隆起がみられる(黄矢印).

c 白色扁平隆起の拡大像. 

表面は均一弧状である.

d 病変部のNBI併用強拡大内視鏡像. 

明瞭で幅が不均一な腺窩辺縁上皮によるVEC patternがみられる.

e,f ESD検体(e)と内視鏡像の対比(f).

g eで示した切片の病変部の病理組織像. 

腺窩上皮型胃癌の所見.青線は病変部位を示す.

h 同白色扁平隆起部の病理組織像. 

腺窩上皮過形成の所見.


発赤調隆起性病変を呈した腺窩上皮型胃癌

a 胃体中部大彎後壁に5mm大の発赤調山田分類III型ポリープを認める.

b NBI併用中拡大内視鏡像. 

いびつなVEC patternがみられ, 窩間部は全体に褐色調である.

c NBI併用弱拡大内視鏡像. 

病変の立ち上がり部には非腫瘍上皮による幅の狭い縁取り様の伸展所見がみられる.

d 生検検体のHE染色弱拡大像. 

表層の腺窩上皮に異型がみられ, 深部に非腫瘍胃底腺がみられる.

e dの緑枠部強拡大像.


腺窩上皮, 胃底腺, 偽幽門腺に類似した腫瘍が混在した病変

a 胃角上部小彎前壁に15mm大の褪色と発赤が混在し表面は粗大乳頭状,やや丈の高い隆起性病変を認める.

b 白色光近接像.

c 病変口側辺縁のNBI併用拡大内視鏡像.

d 病変内部のNBI併用拡大内視鏡像.

e HE染色弱拡大像. 

最表層で腺窩上皮, 深部で胃底腺および偽幽門腺に類似した低異型度粘膜癌であった.

f 病変口側辺縁表層のHE染色中拡大像(eの緑枠部強拡大像). 

腺窩の方向性と深さ, 窩間部の幅が不均一である

腺頸部に限局する印環細胞癌

a スクリーニング検査で胃角部前壁に10mm程度の褪色平坦粘膜を認めた.

b 治療時の白色光近接観察.

c 治療時のNBI併用弱拡大内視鏡像. 

窩間部の白色化が明瞭である.

d 同強拡大像. 

周囲粘膜と表面構造と血管構築に差は乏しい.

e ESD直後の検体の実体顕微鏡像. 

左が口側になるよう撮影した.

f ホルマリン固定とピオクタニン染色後の入割像.

g 関心領域のHE染色弱拡大像. 

印環細胞癌が腺頸部に限局し,表層の腺窩上皮の構築は周囲粘膜と同様である.


Helicobacter pylori未感染者の胃底腺粘膜に多発した低異型度胃型腺癌(腺窩上皮型)と腺窩上皮型過形成性ポリープの1例

a 白色光観察像. 

胃体部に3つの小隆起(病変①~③)を認めた.背景粘膜には萎縮を認めない.

b 白色光観察像. 

前壁側の2病変(病変①,②)は鮮紅色,表面顆 粒状の亜有茎性隆起で,raspberry様の外観を呈し, H. pylori感染胃に生じる過形成性ポリープに酷似していた.

c 白色光観察像. 

大彎側の病変③は粗大顆粒状の亜有茎性隆起で,色調は淡紅色を呈した.

d 病変①のNBI拡大像. 

形態不均一な絨毛様構造内に異常血管の増生を認めた. H. pylori関連過形成性ポリープより腺構造が堅固な印象があった.

e 病変②のNBI拡大像. 

病変①と同様の所見を呈し, white zoneの菲薄化を認めた.

f 病変③のNBI拡大像. 

粗大な脳回様構造を呈し, white zoneは厚く, 血管は視認困難であった.

g 病変①の酢酸強調NBI拡大像. 

大小不同・形態不均一な絨毛様構造が明瞭化した. H. pylori関連過形成性ポリープではみられない微細絨毛様構造を認めた.

h 病変②の酢酸強調NBI拡大像. 

病変①と同様, 大小不同・形態不均一な絨毛様構造を認めた.


病理組織像

a 腫瘍腺管は乳頭状または管状に増生し, 不整に分枝・伸長していたが, 間質や脈管への浸潤は認めなかった.

b 腫瘍細胞の細胞密度は高く, 好酸性の細胞質と極性の乱れた類円形または多角形の核を認めた.

c 腫瘍深部には軽度拡張した萎縮のない胃底腺を認め, 腫瘍の基部では腺窩上皮の過形成を認め, 腫瘍腺管と明瞭なfrontを形成していた.

d Ki-67は腫瘍の表層を除いて, びまん性に過剰発現していた.

e MUC5AC染色.

f MUC6染色.

病変③の病理組織像. 

表層が脱落しているが,腺窩上皮の過形成を認める.核は基底層に偏在し, 細胞内に粘液が豊富に存在している


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