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芭蕉《奥の細道》之松島、瑞嚴寺(
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2024.05.19 中国香港

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芭蕉奥の細道松島、瑞嚴寺原文

抑ことふりにたれど、松嶋は扶桑第一の好風にして、凡洞庭西湖を恥ず。東南より海を入て、江の中三里、浙江の湖をたゝふ。嶋嶋の数を尽して、欹ものは天を指、ふすものは波に葡蔔。あるは二重にかさなり三重に畳みて、左にわかれ右につらなる。負るあり抱るあり、児孫愛すがごとし。松の緑こまやかに、枝葉汐風に吹たはめて、屈曲をのづからためたるがごとし。其景色□然として美人の顔を粧ふ。ちはや振神のむかし、大山ずみのなせるわざにや。造化の天工、いづれの人か筆をふるひ詞を尽さむ。雄嶋が磯は地つゞきて海に出たる嶋也。雲居禅師の別室の跡、坐禅石など有。将松の木陰に世をいとふ人も稀稀見え侍りて、落穂松笠など打けぶりたる草の庵閑に住なし、いかなる人とはしられずながら、先なつかしく立寄ほどに、月海にうつりて昼のながめ又あらたむ。江上に帰りて宿を求れば、窓をひらき二階を作て、風雲の中に旅寝するこそ、あやしきまで妙なる心地はせらるれ。 松嶋や  鶴に身をかれ   ほとゝぎす    曾良    

予は口をとぢて眠らんとしていねられず。旧庵をわかるゝ時、素堂松嶋の詩あり。原安適松がうらしまの和哥を贈らる。袋を解てこよひの友とす。且杉風濁子が発句あり。   十一日、瑞岩寺に詣。当寺三十二世の昔、真壁の平四郎出家して、入唐帰朝の後開山す。其後に雲居禅師の徳化に依て、七堂甍改りて、金壁荘厳光を輝、仏土成就の大伽藍とはなれりける。彼見仏聖の寺はいづくにやとしたはる。

松島(安四洋中译)

或曰,自古已有成言,而今似无需赘述,松岛乃扶桑第一好風之地也。凡不于洞庭、西湖。自東南入海,江中三里,湛满如浙江銭塘潮。群岛无尽数,欹立者指天,卧者葡蔔于波。或累二重,或叠三重,或分左、又连右。似有負有抱,如児孫之愛。松緑浓烈,汐風披靡,枝葉屈曲,如人造也。景色幽婉窈然,如美人之顔粧施面。此乃远古之昔,大山神祇之功也。造化天工,无人能挥筆尽其詞矣。又雄嶋之磯,乃接地出海之岛也。上有雲居禅師別室之跡、及坐禅石等。

又松木之陰处,有厌世隐居人等,亦稀稀可見。落穂松笠,炊烟缭绕,草庵閑住。虽不知为何人,亦惹人前往一探。但见月影入海,又异于昼之望也。帰至江上,求一宿。开窗方知已上二层,宛如旅寝于風雲之中,徒生奇妙之心境也。  曾良作歌: 松島望海路, 化作鶴身高飞翔, 子规振翅渡(安四洋原译)(附原文:松嶋や  鶴に身をかれ  ほとゝぎ)。予闭口欲眠,然终不能寐。离别旧庵之時,素堂曾作汉诗《松嶋》、原安適赠《松浦岛》歌以作饯别。解袋取出诗作两首,同作今宵之友。另有杉風、濁子各作和歌发句一首。

十一日拜谒瑞嚴寺。当寺三十二世之昔,由真壁平四郎,出家入唐(疑入宋之误-译者注)帰朝後,開山至今。其後,依雲居禅師之徳化,改建七堂之甍金壁荘厳辉煌,成極楽佛土大伽藍也。念之彼見佛聖寺,今又在何方?(安四洋原译)

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