世界最大の熱帯雨林があるブラジル?アマゾン川上流域で豪雨が続き、北部アマゾナス州当局は16日、支流の水位が1902年の観測開始以来、最高を記録したと明らかにした。一方、北東部の高地では過去50年で最悪とされる干ばつの被害が拡大。地球温暖化の影響による異常気象とみられ、政府は両地域で警戒を呼び掛けている。
アマゾナス州当局によると、アマゾン川の主な支流の一つ、ネグロ川上流域で16日午前に水位が過去最高の29?79メートルに到達。雨は続いており、本流も含め水位は今後さらに上昇しそうだ。ネグロ川と本流の合流点に近い州都マナウスなどでは市街地の一部が浸水、住民らが避難した。
一方、都市省などによると、バイア州など北東部8州で大規模な干ばつが続き約千市町村で非常事態を宣言、数百万人に影響が出ている。(共同)
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